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【本の感想・レビュー】論理トレーニング101題|シオミさん

こんにちは!


ファシリテーターのシオミです。


今回は「論理トレーニング101題」を読みましたので、その感想とレビューを書きました。


目次


  1. 本の概要

  2. 選書理由

  3. 印象的な部分や場面

  4. 学んだことや気づき

  5. 感想・評価


1.本の概要


本書は、「論理的である状態」とは何かを具体的に学ぶための一冊です。


論理性が培われた状態として、本書では主に次の3点が扱われています。


  1. 接続詞を手がかりとして文と文の関係を捉え、文章構造を適切にマッピングできること

  2. 論拠を適切に組み合わせることで、結論に至るまでの道筋を構築できること

  3. 他者が構築した論理構造を、感情に流されず批判的に検討できること


これらの力を養うために、本書では丁寧な解説に加え、既存の文章を用いた101題の演習が用意されています。実際の文章を題材とすることで、抽象的な概念にとどまらず、実践的に論理性を身につけられる構成となっています。


2.選書理由


GWの旅行中、電車や船での移動時間に気軽に読める本を探していました。まとまった集中を要するものではなく、短時間でも区切って読めるものがよいと考えました。


本書『論理トレーニング101題』は、大学時代に授業で優秀な研究者の方が推薦していたこともあり、以前から気になっていた一冊です。物語形式ではなく、1題ごとに独立して読み進められる構成のため、移動中に少しずつページをめくる用途にも適していると感じ、今回の旅行のお供として選びました。


3.印象的な部分や場面


本書では、論理的な文章・そうでない文章の例として、既存の評論や他者の文章からの引用が多く用いられている点が印象的でした。作り物ではなく、実際に世に出ている生きた文章に対して解説が加えられているため、論理的である状態とは何かについて、より具体的で実感を伴った理解につながると感じました。


また、そういった既存の文章に対しての批判的な記述が登場する箇所では、「ここまで書いて著者の人間関係は大丈夫なのだろうか」と感じる場面もありました。しかし後半で、「批判的であること」と「感情的に批判・非難すること」は異なるという趣旨が述べられており、その区別を前提に読めば、本書のスタンスも腑に落ちました。


4.学んだことや気付き


本書を通じて、「論理的である状態」に対する解像度が高まりました。構成としては、前半・中盤・後半の3つの区分で、徐々に抽象度を上げながら論理性が扱われています。


まず前半では、短文同士の接続やその接続様式、さらに複数の短文を組み合わせた文章構造に焦点が当てられています。文と文の関係を分解し、どのように繋がっているかを構造的に捉えることで、文章に短文を配置していくマッピングの視点が得られます。


中盤では、論拠の探し方・示し方、複数の論拠の組み合わせ方、そして結論の確度(断定なのか推察なのか)といった観点から、論点の移り変わりを捉える方法が示されています。


終盤では、前半・中盤の内容を踏まえ、要旨を感情に流されずに批判的に検討する方法が扱われています。論理的に考えることと、感情的に否定することの違いを意識しながら読む姿勢が求められる点が印象的でした。


5.感想・評価


段階的に抽象度を上げながら、ずっと論理パズルを解いているような感覚で進むので、そもそも自分の好みに合っていて楽しく読めました。


ただ、正直なところ一読しただけでは、特に後半の抽象度が高い部分はまだ十分に咀嚼しきれていない感覚はあります。それでも、「論理的である状態」の解像度自体はかなり上がったので、何となくの違和感で言語化できなかったものを、もう少し具体的な観点で捉え直せるようになりそうだと思っています。


あと全然関係ないけど、これ受験のときにやってたら現代文かなり得意になってただろうなと思いました。


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