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【本の感想・レビュー】人はなぜ言葉を話すのか?|おくいさん

執筆者の写真: tss 東京自習会
tss 東京自習会
1 時間前
読了時間: 4分

こんにちは!


ファシリテーターのおくいです。


今回は「人はなぜ言葉を話すのか?」を読みましたので、その感想とレビューを書きました。


目次


  1. 本の概要

  2. 選書理由

  3. 本から得た学び・気づき

  4. 本の内容を今後、どう活かしたいか

  5. おすすめしたい人とその理由


1.本の概要


この本は、スウェーデンの物理学博士であるスヴェルケル・ヨハンソンさんによる、人間が言葉を話す理由について考察し、まとめられた本です。


最初に、著者が言語を研究している理由について書かれています。


子供の頃から探求心が強く、誰も答えを知らないような問いを考えるのが好きで、当初は物理学の研究をしていましたが、言語学がいかに謎が多いか、ということに刺激を受け、言語学を研究するようになったそうです。


言語とは何なのか、他の生き物に言語はあるのか等について、体系立ててまとめられています。


2.選書理由


最近あまり本を読めていないと感じ、久しぶりに書店に行き、目立つところにあったので手に取ってみました。


普段は気になったことをChatGPTに質問して話を展開するのを行うことが多いのですが、先日、そもそも言語はなぜ国によって違うのか、方言はそもそも言語なのか、といった疑問が湧いて、色々と聞いていたところでした。


元々は同じ言語を話していたものの、少しずつグループに分かれて暮らすようになり、それが長い年月積み重なることで、独自に発展を続け、完全に異なる言語になったそうです。


そうしたこともあり、今回言語について書かれた本を読んでみることにしました。


3.本から得た学び・気づき


言語は、「我々」と「他者」を隔てるものとしての性質があるということが書かれていました。


現代においては、国や地域によって言語が違うのは当然で、尊重すべきという価値観が広く浸透していますが、昔のローマ人やギリシャ人は、異民族のことを「野蛮人」と互いに考えていたそうです。


その理由は、自分たちの言語こそが標準で、それが通じずまともではない言語を使っている、ということです。


今は歴史学や考古学も広まり、世界に様々な言語が使われているのは当然だと考えますが、そうした情報がなく、全く知らない世界から知らない言語を使っている人々がいたら、そのように感じるのもやむを得なかったのかもしれません。


4.本の内容を今後、どう活かしたいか


言語の線引きが難しいということが印象に残りました。方言なのか、異なる言語なのか。


言語学者の間では、「言語とは軍隊を持った方言である」と言われているそうです。


また、最近知ったことですが、パラオのある地域では日本語が公用語に指定されているそうです。


思っている以上に言語は複雑で、この国ではこの言語、と分けられるようなものではなく、グラデーションがあり、意外な場所で使われていたり、そしてそれには歴史上の明確な理由があったり、といったことを知ったうえでニュースを見ていくと、また違う視点で考えられるのではないかと思います。


5.おすすめしたい人とその理由


言語学に関心がある人、そもそも言語とは何なのか、といったことを考えるきっかけにしたい方に向いているかもしれません。


ボリュームがあり、いろんな視点から書かれているので、学びは多くありそうです。


この本は書店では哲学のコーナーに並べられていました。言語と哲学は一見すると異なる分野に思えますが、言語学で判明している事実から何を導き出すのか、といったところで、意外と哲学的な要素もあるのかもしれません。


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