【本の感想・レビュー】巨富を築く思考法 THINK AND GROW RICH｜しょうこさん

tss 東京自習会
11月12日
読了時間: 4分

こんにちは！

コミュニティメンバーのしょうこです。

今回は「巨富を築く思考法 THINK AND GROW RICH」を読みましたので、その感想とレビューを書きました。

1.本の概要

本書は、著者のナポレオン・ヒルが20年以上かけて500人以上の自力で富を築いた成功者たちを研究した成果を基に、「思考（マインドセット）＝富を築く力」という考え方を提示した自己啓発書です。

まず明確な「願望」を持ち、「信念」を確立し、「自己暗示」を通じて潜在意識に働きかけるというプロセスを記しています。さらに「専門知識」「忍耐力」「マスターマインド（協力関係）」など、13の成功原則を体系的に紹介しおり、「ただ勤勉に働くだけではなく、頭の中で思い描き、信じ、行動に計画的に移すことで、富だけでなく人生全般の豊かさを手に入れられる」というテーマが貫かれています。

2.選書理由

最近、マネ活部に参加してお金に関することを調べたり、自習会の休憩時間の雑談などでお金の話題があがったり、将来の資産形成やお金の使い方について触れる機会が増えました。

自分もそろそろ真剣に資産運用を考えるべきだと感じていたところ、本屋の人気書籍コーナーで本書を見つけました。

帯に書かれていた「たった一冊で、人生が劇的に動き出す」という言葉に惹かれたこと、またAmazonの口コミ評価が高いこともあり、選書しました。

3.印象的な部分や場面

印象的だったのは、「人生に失敗する三〇の原因」と「忍耐力不足を示す一六の症状」を挙げた章です。著者は、失敗の多くは遺伝的要因よりも、人生の目的を持たないこと、向上心や教育の欠如など、克服可能な要因によって生じると指摘していました。ここでいう「教育」とは、単なる知識ではなく、経験を通して学び、それを効果的に応用する力のことです。また、忍耐力不足の具体例として、明確な目標を持たないことや責任転嫁、慢心などを挙げています。忍耐力を高めるためには、明確な願望と計画、継続的行動、肯定的な仲間の存在が重要だと説かれていました。

4.学んだことや気付き

本書を通じて、成功は偶然や才能によって得られるものではなく、明確な目標を持ち、強い信念と忍耐力をもって行動を続けることから生まれることを学びました。特に「教育とは知識ではなく、知識を効果的に応用する力である」という考えに深く共感しました。知っているだけではなく、実際に行動に移す力こそが成長を生むというメッセージが心に残りました。

また、自己分析のための問いかけが多く記載されており、「自分は本当に何を望んでいるのか」「なぜそれを達成したいのか」といった深い内省をするきっかけとなりました。これにより、自分の思考や行動パターンを見直し、今後は学んだ考え方を仕事や人生の目標設定にも生かしていきたいと思いました。

5.感想・評価

タイトルの「巨富」から、お金に関するノウハウ本だと思っていましたが、実際は「心の持ち方」や「人生の姿勢」を問い直す内容で、人としての在り方を学べる一冊でした。成功の鍵は思考の方向性にあり、まずは自分が何を望み、どう生きたいのかを明確にすることが大切だと気づかされました。また、本書で述べられていた「明確な目標を立てること」「継続的に行動すること」「肯定的な仲間を持つこと」は、まさに東京自習会の活動を通して実践できる要素だと感じました。互いに刺激を受けながら学び合える環境は、自分の成長を後押ししてくれる貴重な場であり、これからも積極的に参加し、学んだ考え方を日々の行動に生かしていきたいと思いました。