【本の感想・レビュー】note副業の教科書|JINさん
- tss 東京自習会
- 11月22日
- 読了時間: 5分
こんにちは!
ファシリテーターのJINです。
今回は「note副業の教科書」を読みましたので、その感想とレビューを書きました。
目次
本の概要
選書理由
印象的な部分や場面
学んだことや気づき
感想・評価
1.本の概要
今回読んだのは、安斎響市さんの「note副業の教科書」という本です。著者は会社員をしながらnoteで情報発信を続け、有料記事の販売で収益を上げてきた方です。noteでの実体験をもとに、初期投資ゼロで始められる副業として、noteでの収益化の方法を具体的に解説しています。
本書では、noteで稼ぐための手段や、記事を売るための具体的な手順、読者に「買いたい」と思わせる記事の書き方まで、実践的なノウハウが詰まっています。
単に文章でお金を稼ぐテクニックだけでなく、プラットフォームとしてのnoteの特性や、AIが台頭する現代において「人間が書くべき価値あるコンテンツとは何か」について、著者の実体験をもとに具体的に解説されています。
2.選書理由
私は普段エンジニアとして働いており、すでにいくつかの副業には取り組んだ経験はあるのですが、リスク分散や新しい可能性を広げるためにも「他の副業も考えたいな」と思っていました。エンジニアの副業はどうしても時間に縛られる感覚があって、もっと自分のペースでできる副業はないかなと探していました。
そんな時に思い出したのが、このnoteというプラットフォームでした。note自体は以前から知っていて、読む側としても使っていましたし、趣味で何本か記事を書いた経験もありました。でも、あくまで趣味の範囲だったので、収益化の方法は全く考えていなませんでした。
「もしこれを副業として本格的に取り組めたら面白いのではないか?」と考え、その具体的なノウハウを知るためにこの本を手に取りました。
3.印象的な部分や場面
最も印象的だったのは、「情報の希少性だけで勝負しても読まれない」という指摘です。今の時代、単なるお役立ち情報や悩みの解決策は、ChatGPTに聞けば一瞬で答えが返ってきます。著者は「誰も知らない貴重な情報なんて、この世にはほとんど存在しない」と述べており、その通りだと感じました。私自身も、検索やChatGPTで出てくる情報にお金を払おうとは思いません。
ただし著者は、AIには決して再現できないものが一つだけあると強調しています。それが「実体験エピソード」です。
本書にはその例として、「痩せる方法」という一般的な情報はAIでも出せるが、『35歳独身で体型にコンプレックスを抱えていた人物が、1年で17キロ痩せて理想の相手と婚約するまでにやった20のこと』のようなストーリーは人間にしか書けない、と説明されています。
この対比によって、「体験こそが唯一無二の価値になる」というメッセージが非常に強く伝わりました。
「何を言うか」よりも「誰が言うか」で勝負する。正しい情報よりも、その人の「感情」や「体験したストーリー」にこそ、人はお金を払う価値を感じるのだという視点は非常に重要な指針になりました。
4.学んだことや気付き
本書を読んで、副業に対する考え方が少し変わりました。これまで副業といえば「スキルを提供して対価をもらう」というイメージでしたが、noteは「自分の経験を価値に変える」という発想でした。エンジニアリングとは違う面白さがありそうだなと思います。
具体的に学んだことは以下です。
noteが副業に向いている理由
初期投資もランニングコストもゼロ、赤字になる心配がない。プレッシャーやストレスがほとんどなく自分のペースで書ける。
エンジニアの副業だと、クライアントとの調整や納期のプレッシャーがありますが、noteならその辺のストレスがないのは魅力的である。
AIには真似できない「価値」の正体
例えば、「痩せるための方法」という情報はAIでも出せますが、「コンプレックスを抱えた人が、執念でダイエットを成功させて人生を変えた物語」は人間にしか書けません。そこに読み手は共感し、ファンになるのだと学びました。
「9割無料」という戦略
有料記事の売り方についても目から鱗でした。「有料だから隠す」のではなく、「9割は無料で読ませて信頼を勝ち取り、最後の1割(核心やオマケ)を有料にする」という考え方は、読者への誠実さと戦略の両立だと感じました。(詳細な手法はぜひ本を読んでみてください!)
自分の経験が資産になる
本を読みながら「自分に書けることはあるか?」と考えてみました。
エンジニアとしての転職活動やキャリアの話
旅の話
一見、個人的な日記にしかならなそうな「転職」や「旅行」といったテーマでも、そこに生々しい感情や実体験を乗せることで、誰かの役に立つコンテンツになると気づけたのは大きな収穫でした。
5.感想・評価
読みやすくて、具体例も豊富でした。特に良かったのは、著者自身の実体験がベースになっている点です。「こうすればうまくいく」という机上の空論ではなく、「実際に自分はこうやって収益化した」という話なので、説得力がありました。記事のタイトルの付け方、ハッシュタグの使い方、文字数と価格設定の関係など、細かいノウハウまで書かれていて実践的です。
印象に残ったポイント
情報ではなく体験ストーリーを売る
無料記事→9割無料→1割無料という段階的アプローチ
note副業は初期投資ゼロでリスクがない
本書を読んで、実際に行動に移そうと思いました。今は面白そうなテーマを考えている段階です。転職や引越しなど、自分が経験してきたことの中で、他の人にも役立ちそうな話や面白い話を整理しています。まずは無料記事から始めて、反応を見ながら進めていこうかなと。
これから副業を始めたい方、特に初期投資をかけずにリスクなく始めたい方には、おすすめの一冊です。エンジニアのような技術職の人でも、自分の経験を言語化するスキルを身につければ、noteでの副業は十分可能だと感じました。文章を書くことに抵抗がない人なら、試してみる価値はあると思います。
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