【資格の合格体験記】知的財産管理技能検定3級の合格報告｜しゅりさん

tss 東京自習会
11月22日
読了時間: 8分

こんにちは！

コミュニティマネージャーの古岩井です(^^)

2025年11月に受験した知的財産管理技能検定3級に合格しましたので、その報告をします。

学習・受験状況
受験理由
試験の感想
合格に向けて意識したこと
勉強方法で上手くいったと思ったこと
勉強方法で改善したいと思ったこと
具体的な勉強方法
試験直前にやったこと
オススメの学習アイテム・アプリ
これから受験する方へ
次にチャレンジしたいこと、取得したい資格
参加申込みはこちら！

1.学習・受験状況

資格・試験名：知的財産管理技能検定3級
受験日：2025年11月16日（日）
勉強時間：約30時間
勉強期間：2週間
受験回数：1回
受験費用：12,620円
使用教材：知的財産管理技能検定３級公式テキスト［改訂15版］知的財産管理技能検定３級厳選過去問題集（2026年度版）秒トレ「知的財産管理技能検定３級」
勉強前の状態：ビジ法3級で著作権を勉強した程度
試験前の状態：過去問で90点～100点を取れるレベル

以下、合格証明です。（解答速報で確認したので、後日合格証に差し替えます。）

2.受験理由

今年は「社会人としての教養」を深めたいと思い、色んな分野での資格取得を目指しています。法律分野はビジネス実務法務検定、知的財産管理技能検定の取得を計画しており、今年の7月にビジネス実務法務検定3級は合格したので、次に目標にしていた知的財産管理技能検定の3級を受検することにしました。また、元々、知的財産の中でも商標に興味があったこともあり、どんな内容を勉強できるのかワクワクしていました。

3.試験の感想

ほとんどの問題が過去問に類似していたので、問題文の意図が分かりやすく、大きく悩む問題は無かった様に思います。考えてみると3級の範囲は、そんなに広くないので、何回も試験問題を作成していると出せる問題に限りが出てきてしまうのかも…と考えながら解いていました。（今思えば、試験に集中しろよと思いますが…）過去問を何回も解いていたので、特に緊張もせず、試験が終わる頃には合格の手応えがありました。

4.合格に向けて意識したこと

感想にも書いたのですが、やはり過去問をどんどん解いて問題に慣れる必要があるなと思いました。なので、テキストを読み終わったら、問題集や過去問を中心に取り組むことにしました。また、ネットで合格体験記などを色々と見ていたのですが、過去問をやっておけば、何とかなるという様な話が多かったので、過去問を何回も解くことを意識して勉強の計画を立てました。2週間という少し短めの期間でしたが、意外とスムーズに進んだ気がします。

5.勉強方法で上手くいったと思ったこと

過去問を解く以外で、上手くいった部分としては、試験範囲にある知的財産の成り立ちをちゃんと理解できたのが良かった気がします。というのも特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、育成者権は申請から登録までの手続きが似ています。なので「あれ？この権利の保護期間って何年だっけ？」みたいな感じで混乱します。ただ、ここら辺はその権利がどういう背景で生まれたかや、どういう理由で年数が決まってるのか分かれば、暗記しなくても自然と出てくるようになります。こういった丸暗記に頼らない勉強の仕方にしたので、脳に掛かる負荷が低くく、スムーズに勉強ができたように思います。

6.勉強方法で改善したいと思ったこと

今回の試験は、そこまで難しい試験ではなかったので、勉強方法で大きく失敗した部分はなかったのですが、強いて言うなら、体調管理をしっかりしておくべきだったなと思います。（勉強方法と関係ないですが…）というのも元々は1か月前に余裕を持って勉強を始めようとしてたのですが、体調不良になって2週間は勉強時間をロスしました。難易度が高くないとはいえ、2週間で大丈夫かな…という気持ちになりました。結果として短い期間で集中できたと思えば、それはそれで良かったのかもと反省をしつつ、体調には気をつけようと胸に刻みました。

7.具体的な勉強方法

具体的な勉強方法としては下記になります。（勉強期間は約2週間）

テキストに目を通す。（1～3日目）
問題集を解く。間違えたところはテキストで確認する。（4～7日目）
過去問を解く。間違えたところはテキストで確認する。（8～13日目）
テキストの重要項目を軽く読む。（試験当日）

あとスキマ時間にアプリを利用して、問題を解きました。この試験は基本的に各知的財産の手続きやそこで出てくる数字を問う問題が非常に多いので、忘れない様に何回も解きました。一週間前から本格的に取り組み始めて下記の様な結果でした。

▼11/8

問題集の模試（学科）：70点問題集の模試（実技）：53点

▼11/9

問題集の模試（学科）：93点問題集の模試（実技）：90点過去問①（学科）：76点過去問①（実技）：86点

▼11/11

過去問②（学科）：73点過去問②（実技）：80点

▼11/12

テキストの模試（学科）：80点テキストの模試（実技）：83点過去問③（学科）：80点過去問③（実技）：90点

▼11/14

テキストの模試（学科）：97点テキストの模試（実技）：90点過去問①（学科）：96点過去問①（実技）：90点

▼11/15（試験前日）

過去問②（学科）：83点過去問②（実技）：100点過去問③（学科）：90点過去問③（実技）：96点

過去問は公式HPで直近3回分が無料でダウンロードできます。解答はありますが、解説がないので間違えた部分はテキストで確認する必要があります。今、振り返ってみるとこの自分で答えを確認しにいく過程で覚えたことが記憶に刻まれた気がします。

8.試験直前にやったこと

もう合格ラインは確実に超えてるということで、早く試験を終わらせたい気持ちになっていました。なので、試験当日は試験会場近くの星野珈琲でゆっくりとテキストの内容を確認して、少しだけアプリで問題を解きました。余談ですが、星野珈琲やコメダ珈琲といったお店は半個室みたいに区切られている席があります。こういうタイプの席だと集中できるので、試験前はおススメです。他のカフェのチェーン店だと周りが騒がしかったり、トイレ行くときに席に持ち物をおいていけないので…。

9.オススメの学習アイテム・アプリ

知的財産管理技能検定３級公式テキスト［改訂15版］

このテキストはめちゃくちゃ良書だと思います。法律の本となると日本語な筈なのに全く分からないくらい難しい言葉が並びます。しかし、このテキストは分かりやすい言葉と具体例で教えてくれるので、理解のスピードがビジ法の時とは全然違いました（笑）各権利の成り立ちやコラムの話も面白く、試験を受けなくても読むだけで楽しいなと思いました。

知的財産管理技能検定３級厳選過去問題集（2026年度版）

この問題集もとても良かったです。見開きの左側にテキストの重要ポイントがまとめてあり、その後に過去問が記載されています。特に公式HPで掲載が終了した回の過去問が多数収録されているので、色んなパターンの問題に触れる事ができました。付属の模試も理解度を確認するには適度な難易度だと感じました。

秒トレ「知的財産管理技能検定３級」

何かとお世話になってる秒トレですが、今回もアプリを検索したら出てきたので使用する事にしました。他のアプリも使ってはみたのですが、使いづらいUIであったり、解説や解答が間違えている部分があったので、そちらは使うのをやめました。秒トレはスマホでもタブレットでも使いやすいので、ストレスなく勉強できて本当に良いです。課金しないと全部の問題を解けないのですが、値段はコーヒー一杯分くらいなので勉強の効率を考えると誤差みたいなものだと思いました。

10.これから受験する方へ

正直なところ、そんなに難易度の高い試験では無いので、要領の良い人なら過去問中心に勉強すれば、1週間くらいで合格できると思います。（もっと短くてもいけるかも）私は実務をやっておらず、興味本位で勉強していたので、理解が遅かったり、イメージしづらい部分があったりしましたが、実務やってたら1発で分かるだろうなという内容が多かったです。また、これから知的財産の仕事を始める方や社会人の基礎知識としてもおススメの資格です。

特に今回の内容で普通の人に影響あるのは著作権かなと思いました。身近な権利の一つなのかなと思うのですが、意外と知らないことも多く、自分が知らない間に誰かの権利を侵害しているなんてことも起きるので、試験は受けなくても著作権の部分だけでも勉強すると良いかなと思いました。

これだけネットが発達して、生成AIも今後、伸びていく分野と考えると、それに付随する権利や仕組みは理解しておいた方が、自分自身を守るためにも良さそうだと感じました。

11.次にチャレンジしたいこと、取得したい資格

今年も残りわずかなので、次がラストの資格試験になるかと思います。なので、前から取りたいと思っていた統計検定3級にチャレンしたいと思います。これに合格できれば、今年の目標は最低限クリアできたかなと思います。私は理系と言うか工学系ではあるのですが、学校を卒業して以来、数学を勉強してないので、不安な部分はあります。ただ、こちらもそんなに難易度が高くないとのことなので、来年の準備をしながら楽しく勉強していきたいです。