【本の感想・レビュー】独学で英語を話せるようになった人がやっていること|JINさん
- tss 東京自習会
- 10月28日
- 読了時間: 5分
こんにちは!
ファシリテーターのJINです。
今回は「独学で英語を話せるようになった人がやっていること」を読みましたので、その感想とレビューを書きました。
目次
本の概要
選書理由
印象的な部分や場面
学んだことや気づき
感想・評価
1.本の概要
今回読んだのは、英語学習における「話せる」に直結する方法を提示した一冊です。核となる主張は「表現を丸ごと覚える」こと。単語や文法の知識は下支えにしつつ、ゼロから英文を組み立てるのではなく、状況とセットでフレーズや文を覚え、同様の場面でそのまま(または一部を差し替えて)口に出すアプローチです。
英語はインプットが9割という立場に立ち、完璧主義を手放して早い段階から多読・多聴を取り入れること、さらに短い時間でも良いので英語環境に浸ることを強く勧めています。ドラマや洋書など「好きな作品」を使うことで、楽しく無理なくインプット量を最大化するのが著者の戦略です。
2.選書理由
私は長年「単語+文法」で勉強しても、「口から出てこない」「出てきても不自然」だなと感じていました。実際に外国の友達にも「複雑な表現で話すね。もっとシンプルな表現で言えるよ」と言われたことも何回もありました。
また12月に1週間ほどアメリカに出張することになっていて、「このままではマズいな」と思っていました。
このような状態で、言語の本質は“真似ること”というシンプルな原理、そしてインプット偏重(9:1の比率)というこの本を見かけました。海外ドラマを活用する学習者の成功談、日本語をアニメで習得したカナダ人の事例など、再現性が高そうな実例が多く、学び方そのものを刷新できると感じて手に取りました。
3.印象的な部分や場面
もっとも印象的だったのは「表現を丸ごと覚える」が最適解だという点と、「真似ること」が言語習得の本質だという主張でした。以下は本書で説明されていた具体的な学習ステップです。
言語は多聴と多読が重要である
多聴(海外ドラマ)
英語音声+英語字幕
毎日30分、目安100時間
続きが気になる作品を使う
多読(精読ではなく多読)
毎日30分
目安100万語(一般的な洋書10〜15冊)
辞書は基本使わない(スピード重視、完璧主義を避ける)
物語は「続きが気になって止まらない本」を選ぶ
ツール:Langaku(英語漫画)、News in Levels(レベル別ニュース)
ビジネス書は構成が簡潔で読みやすいケースが多い
また、ここには書きませんが、本書では多聴と多読に使える教材が多数紹介されているのも印象的でした。
4.学んだことや気付き
本書を読んで英語を学ぶ時間に対して、以下を学びました。
英語力を伸ばすためのtips
伸びは「1日あたりの学習時間 × 頻度 × 継続期間」で決まる。毎日30分だったとしても“毎日”することが効く。
「英語とはコップに水を一滴ずつ垂らすようなもの。コップが溢れたときに話せるようになる」
具体的な英語インプットの指標(多聴100x時間、多読100万語)がある。この時間を超えてからアウトプットをした方が効果的である。
SNSのショート動画の時間を、そのままドラマ視聴・読書へ置き換えるだけでl、それが投資時間になる。
選択基準の明確化
教材は「好き」を最優先。続けられることが最重要である。
音声は英語字幕のある作品、1話の長さが短めで入りやすいものを優先。
多読は辞書なしで筋が追えるかを基準にし、合わなければ遠慮なく作品を変える(本にも当たり外れがある)。
幸福感を得る方法
楽しむ仕掛けを先に作る(次が気になるドラマ、ワクワクする本)。
ハードルを下げる(英語学習アプリをホーム1画面目に、ワンタップで開始できるようにする)。
勉強しないと違和感が残る習慣にする。
十分なインプット後にアウトプットを1割だけ並行(英語日記、音読・シャドーイング)。AI(ChatGPT)で日記添削・言い換え練習を活用。
5.感想・評価
単語・文法中心では届きにくい「実用可能な英語」を使うための方法が紹介されていました。完璧主義ではなく、量と継続、そして「好き」で押し切る戦略は現実的で続けやすいです。特に以下が実践的でした。
印象に残った実践方法:
表現を「場面ごと」に丸ごと覚え、同様の状況でそのまま(または一部差し替えで)使う
英語音声+英語字幕で毎日30分、累計100時間の多聴
辞書を閉じてスピード重視で100万語の多読
AI(ChatGPT)で英語日記添削、ドラマ台詞の言い換え、例文生成
今日からは次のアクションを取りたいと思いました。
見るシリーズを決める(最有力:Young Sheldon)
毎日30分視聴の戦略(いつ・どこで・どう始めるか)を決め、ワンタップ再生の導線を作る
読む本を決める(最初は読みやすく短い1冊)
読書30分の時間と場所を固定し、辞書なしで流れを追うルールを徹底する
多聴100時間・多読50万語に達したら、英語日記をAI添削で開始(インプット9:アウトプット1)
参加申込みはこちら!
参加をご希望の方は下記のリンク先から参加方法をご確認の上、お申込み下さい。
開催予定のイベントを確認されたい方は、下記のリンク先からご確認下さい。
ご質問やご相談も公式ラインで受け付けていますので、お気軽にお問合せ下さい。(24時間以内にご返信致します。)
あなたのご参加お待ちしています(*'▽')



コメント