【サークル活動報告】美術鑑賞サークル: 第26回美術鑑賞イベント(8/3)
- tss 東京自習会
- 9月10日
- 読了時間: 5分
皆様、こんにちは!
美術鑑賞会のちーです。
東京自習会、美術鑑賞サークルにて、8/3(日)に丸の内の三菱一号館美術館にて開催の「オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ —モダンを拓いた2人の巨匠」展を鑑賞に行きました!
目次
サークルの概要
イベントの様子
感想
今後の活動予定
参加はこちら!
1.サークルの概要
月に一回程度、皆で都内の美術館の企画展を見に行くサークルです。
西洋絵画の展覧会が多めですが、日本美術、現代アート、映画鑑賞、まち歩きなどの活動もたまに行っています。
鑑賞後は、気に入った作品を発表したり、希望者でカフェで歓談を行っています。
普段美術館にはあまり行かないという方も多くいらっしゃいますので、勉強の息抜きにお気軽にご参加ください。
またサークル登録がないコミュニティーメンバー以上の方のご参加もいつでも大歓迎です!
2.イベントの様子
今回は合計6人で美術館を楽しみました。
印象派を代表する二人の展覧会だけあって、朝一にもかかわらずチケット購入列にみんなで並びました。
後から気づいたのですが、展示の冒頭など写真撮影可能な作品も多く、後日眺めて楽しむことができました!
展覧会は二人の静物画からスタートでした。
特に目を惹いたのはルノワールの《桃》(1881、オランジュリー美術館)。
みずみずしい桃がとても鮮やかで華やかな作品です。

実は2019年から2020年にかけて開催された横浜美術館でのルノワール展でも展示されていた作品です。
また、出会ったね!と嬉しい思いでした。

終盤に展示されていた《桟敷席の花束》(1880、オランジュリー美術館)も、同じく5年前の横浜美術館で目にした作品です。
大変印象深く、粋な作品なので、すぐに以前見たことを思い出しました。舞台そのものや人物は描かずに、薔薇の花束で、エレガントな女性の存在を演出しています。当時のパリの華やかな劇場が想像されます。

続いても同じくルノワールの《イギリス種の梨の木》(1873、オルセー美術館)。
1870年代、30代のルノワールの作品は後の時代と比べて、このように光溢れる色彩が特徴です。
この風景画、モネの作品にちょっと似ていませんか?
実はこの時代、ルノワールとモネは一緒に屋外で風景を描いていたのです。
だから、よく似た印象を受けるのですね。
ちなみに、三菱一号館美術館は、展示室を移動する際に、美術館の素敵な庭園を下に眺めることができます。

まるで、このルノワールの作品のような写真を撮ることができて感激しました!
8月の明るい陽光の下、生い茂る草木の勢いと目に飛び込むような緑の鮮やかさが、絵の世界そのものだと感じました。
ルノワールばかり取り上げてしまいましたので、次はセザンヌの《青い花瓶》(1873、オルセー美術館)を。

お花もとても華やかなはずなのですが、背景のブルーと青い花瓶の色彩の方が印象的で、心が落ち着く作品となっています。
コロコロとした果物は塗りかけのままとなっていますが、その分セザンヌらしく色彩よりも物の形や配置に目が向けられていることが感じられます。
他にどこか印象的だったのがセザンヌの《赤い岩》(1895-1900、オランジュリー美術館)。

右からぬっ、と顔を出しているのは、採石場跡の岸壁です。
このように大胆なモチーフの切り取りは、当時流行していた日本の浮世絵に影響を受けたと言われています。
ルノワールとは少し違い、筆のタッチがよりはっきりとした形でリズミカルに配置され、荒れた採石場に生い茂る緑の生命力を表現しています。
3.感想
みんなの感想としては、ここで取り上げなかったルノワールの華やかな花瓶の絵や、女性を描いた作品が良かった、という話でした!
ルノワールの絵は明るく生きる喜びを描いた作品ばかりで、安心して気分良く眺めることができます。
その後、この雰囲気のまま素敵なお店でランチしたいね〜ということで、全員で丸の内の近くのお店でパスタを食べに行きました。

本日も初参加の方が多かったのですが、感想を語り合えてよかったとお声かけ頂いたり、何かしら勉強中の方が多くて、その話題でも盛り上がりとても楽しい時間が過ごせました。
また、今回も美術サークルの告知を見たことがきっかけで東京自習会に来てくださった方や、解散後も一緒に自習に向かわれた方々もいらっしゃり、とても嬉しかったです。
できる限りまた、このような場を設けたいと思える一日でした♪
4.今後の活動予定
次回は下記を予定しています。
9/21 東京都美術館 ゴッホ展
10/12 SOMPO美術館 ユリトロ展
※変更になる可能性があります。
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