【サークル活動報告】美術鑑賞サークル:第33回美術鑑賞イベント(2/21)
- tss 東京自習会
- 2月25日
- 読了時間: 6分
こんにちは!
美術鑑賞サークル主催のhoshinoです!
東京自習会、美術鑑賞サークルにて、2/21(土)に六本木の森アーツセンターギャラリーで開催された「CREVIA マチュピチュ展」を鑑賞に行きました。
目次
サークルの概要
イベントの様子
感想
今後の活動予定
参加はこちら!
1.サークルの概要
月に一回程度、皆で都内の美術館の企画展を見に行くサークルです。
西洋絵画の展覧会が多めですが、日本美術、現代アート、映画鑑賞、まち歩きなどの活動もたまに行っています。
鑑賞後は、気に入った作品を発表したり、希望者でカフェで歓談を行っています。
普段美術館にはあまり行かないという方も多くいらっしゃいますので、勉強の息抜きにお気軽にご参加ください。
またサークル登録がないコミュニティーメンバー以上の方のご参加もいつでも大歓迎です!
2.イベントの様子

今回は7人で、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催された「CREVIA マチュピチュ展」を鑑賞に行きました。
事前にチケット売り場の方にお聞きしたら、「会期終了が近いので盛り上がっておりまして、事前購入した方がよろしいのでは」ということでした。
ホントかなと思いつつ日時指定券を買って現地へ行くと、結構並んでる!そんなに興味ある?マチュピチュだよ…
東京って他にも楽しいこといろいろありそうですが。当サークルの狙いもよかったということですね。

マチュピチュとは
マチュピチュはインカ帝国時代に築かれた遺跡で、南米ペルーのアンデス山脈(標高約2,430m)に位置します。16世紀のスペインによる征服の際にも大規模な破壊を受けず、現在までその姿を比較的とどめています。

それは文化的価値が認められて守られたからではなく、山中にあって主要な政治拠点ではなかったこと、そして早い段階で放棄されていた可能性が高いことによります。
権力の中心にあった都市は侵略や破壊を受けて痕跡だけを残す一方、周縁にあった場所は攻撃対象とならず、結果として保存される。
重要性の差が、後世において遺産的価値の逆転を生むという現象は歴史のなかでしばしば見られますね。
本展覧会はこのマチュピチュだけではなく、古代ペルー全体を扱った厚みのある展示となっています。



3.感想
構造主義へ話が進む
以下は感想会でいただいたご意見などです。
遺物で描かれる当時の様子の傾向としては、動物を取り入れて力を得るというものと、自分を犠牲にするものなどがある。大きな犠牲をはらって神を鎮めるとか、組織を統制するために生贄が必要だったとか、これらは他の文化圏でも共通して見られる。
タイ北部にいた時に見た土着の文化と似ている。シャーマンとか金の装飾とか。精霊文化とか。
しかし同時に、今回の展示からはインカ文明には固有性があるという感覚も共有される。
戦士同士の戦いに負けると髪を剃られる。それは人間としての生活が終わることを意味していた。日本でも出家すると髪を剃る。髪は生命力や社会的アイデンティティの象徴。それを剃るというのは社会的な再定義をするということ。ここに文化横断的な共通構造があるのでは。
文明とは社会に意味づけをする行為。ここでは自然に意味を与える、動物に象徴性を与える、暴力を儀礼化する、など。
つまり、「文明とは、自然や身体や暴力に意味もしくは正当性を与える行為」とも言えそうです。
そういったお話を進めていると、なるほど!それって構造主義の話になってませんか、ということでちょっとテンションが上がる。
構造主義は20世紀に体系化された、人間の思考や文化を支える深層構造を明らかにしようとする思想です。
それは、いわば「二階建て」のモデルを持っています。
1階は、人類には共通の様式があるという考え方。
つまり普遍構造、人類共通の認知の枠組みです。
2階は、それぞれの文化や文明には固有のかたちがある、というもの。
同じ構造の上に、文明ごとの差異が現れる。普遍の上に差異が乗っている、というイメージです。これが、「他の文明でも見るけど、インカ文明固有の様式」ということですね。
アイ・アパエックとは
マチュピチュ展ではアイ・アパエックを大きく取り上げています。アイ・アパエックはインカ以前のモチェ文化の神格で、その物語や冒険譚、様々な偶像などが展示されています。


とうもろこしのアイ・アパエックもあります。
勇者と呼ぶにはちょっとオモシロなアイ・アパエック像。
よりによってこれが飾られているのか、と作った本人は思うかも。他にもっといいものあったのになんて。

アイ・アパエックがウニやサメと戦ったという伝説が紹介されていたので、高山文明なのに海に関する伝承が多いのはなぜ、という疑問があがりました。
調べていただいたところ、マチュピチュは別荘地(王族の離宮)なので文明の中心地ではなかったという説に。
なので今回展示で大きく扱われていたモチェ文化は、アンデス高地ではなく、ペルー北部の海岸地帯で栄えた文明だった、ということのようです。
内包される暴力性
「戦いの絵がかわいく描かれているけど、よく見ると明らかに頭を叩き割っている」というご感想が面白かったので、いただいた写真を拡大すると、確かに…


『風の谷のナウシカ』でもナウシカに向かって銃を撃った少年兵がトルメキア兵に頭を叩き割られるという、私の好きなシーンがあります。宮崎駿、手加減なし。

フィジカルによる戦いではそういった決定打が必要になるのですね。暴力性を内包して装飾化、娯楽化するのが文化。という方向で我々はインカ帝国と地続きでもあります。
最後に
もちろんこんなかたい話ばかりではなく、ちゃんと特製ジュースも飲んでました!


4.今後の活動予定
今後の活動予定は下記を予定しております。
3/14 ホキ美術館
※変更になる可能性があります。。
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