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【本の感想・レビュー】このプリン、いま食べるか?ガマンするか?|JINさん

こんにちは!


ファシリテーターのJINです。


今回は「このプリン、いま食べるか?ガマンするか?」を読みましたので、その感想とレビューを書きました。


目次


  1. 本の概要

  2. 選書理由

  3. 印象的な部分や場面

  4. 学んだことや気づき

  5. 感想・評価


1.本の概要


今回読んだのは、柿内尚文さんの「このプリン、いま食べるか? ガマンするか?」という本です。著者は出版社で編集者として長年活動し、これまで企画した本やムックの累計部数は1300万部を超えるという実績を持つ方です。『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください』などのベストセラー作品も執筆されています。


本書は「時間」をテーマにした一冊で、編集者としての経験から得た「価値づくり」の視点を時間管理に応用し、限られた時間をどう使えば幸せになれるかを具体的に解説しています。特に、人生の4つの時間(幸福・投資・役割・浪費)という分類法を軸に、時間の使い方を根本から見直す方法を提案しています。


2.選書理由


最近、時間の使い方について悩むことが多くなっていました。仕事をする日々の中で「今日は何をしたんだろう?」「充実感がないまま1日が終わってしまった」と感じることがほぼ毎日で、日常に変化がないことを感じていました。


さらに、仕事後はSNSのショート動画を無意識にスクロールしている時間や、なんとなく過ごしてしまう時間が増えていて、自分の時間を無駄にしているような感覚がありました。


そんな時に、この本に書いてあるプリンの絵と「このプリン、いま食べるか?ガマンするか?」「後悔しない時間の使い方」という文字に心を掴まれました。日常的な選択の中にも時間の価値を見直すヒントがあるのではないかと思い、手に取ることにしました。編集者として多くのベストセラーを手がけた著者の視点から、時間について学びたいと考えたのが選書の理由です。


3.印象的な部分や場面


最も印象的だったのは、人生における4つの時間の分類です。


  • 「幸福の時間」:喜びを得られることをして幸せを感じる時間

  • 「投資の時間」:目的のために努力している時間

  • 「役割の時間」:やらなければいけないことをしている時間

  • 「浪費の時間」:無意識に過ごしてしまうムダだと感じる時間


この分類を見たとき、自分の1日を振り返って「どの時間が多いだろう?」と考えさせられました。さらには「今、この時間はどの時間に該当するんだろうか?」と自問することが増えました。


他に印象深かったのは、「役割の時間を幸福の時間に変える」という発想でした。例えば、顔や頭を洗う時間も、良い香りのものを使うことで「幸せな気分になれる時間」に変えられる。コーヒーを飲む時間も、眠気を覚ますためではなく「いろいろなコーヒをワクワクして選んで、作ることを楽しんで、味を楽しむ」ように変えることができるという具体例は、日常を見直すヒントになりました。


4.学んだことや気付き


本書を読んで最も大きな気づきは、時間の価値は自分の考え方次第で変えられるということでした。同じ時間を過ごしていても、意識や工夫によって幸福度が大きく変わることを学びました。例えば、SNSを見る時間を例にあげると、漠然とショート動画を見れば、それはただの浪費時間です。しかし勉強になるショート動画を見れば、その時間は投資の時間にできます。また通勤時間も勉強や資格の勉強をすれば、投資の時間にできます。


他に学んだことは以下の通りです:


時間に対する意識の変化


  • 「インプレッションイヤー」という概念がある。実際の時間よりも体感時間の方が短くなる。初めての経験や意識的に時間を感じることで、時間をゆっくり感じられる。初めての経験を強く記憶する性質があるため。

  • 砂時計を見るなど、「時間を意識する時間」を作ることの大切さ


選択基準の明確化


選択を迷った時には以下の7つの選択基準を考える。その中でも、あなた自身の優先度を決めておく。


  1. 後悔しないかどうか

  2. 体験価値が高いかどうか

  3. 体と心の声に従っているか

  4. 幸福度が高いかどうか

  5. 投資価値があるかどうか

  6. 人に喜んでもらえるかどうか

  7. 心地よいかどうか

自分の場合は面白いことや初めてやることを重視しているので、2や3が最重要だなと気づきました。逆にコンフォートゾーンを出ることを大事にしているので、7の優先度は低いこともわかりました。


幸福感を得る方法


  • ドーパミン(達成感・快感)、セロトニン(安らぎ感)、オキシトシン(愛情・つながり感)という3つの幸福ホルモンを意識した時間の使い方

  • 「やらなければいけないこと」を「やって楽しいこと・やりたいこと」に変換する思考法。これをすると、役割の時間を幸福の時間に変換できる。

  • 誰かを喜ばせることで得られる幸福感の活用


また、本書で書いてあった親と過ごせる残り時間の計算(「親が60歳とすると...あなたが親と一緒に過ごせる日数はあと55日間しかない」)は衝撃的で、時間の有限性を改めて実感させられました。


自分の場合は親に会う時間がもっと少なく、計算したら残り10数日分(約240時間)しかないことがわかってしまいました。自分が子供の時に、親に24時間365日世話をしてもらっていたことを考えると、残された時間は本当に少ないんだなと気付きました (気付いた後で、親に最近のことをLINEしました笑)。


5.感想・評価


編集者としての豊富な経験と実践に基づいた内容で、説得力のある一冊でした。特に理論だけでなく、具体的な実践方法が多数紹介されている点が良かったです。


印象に残った実践方法:


  • 「もしこれが人生で最後の○○だとしたら」と考えること

  • 仕事がきつい時は先に「ゴール」(楽しみ)を設定すること

  • SNSや通勤時間も工夫次第で投資の時間に変えられること


本書を読んで、以下を意識するようになりました。


  • 時間を4つの分類で考える習慣、幸福の時間に変換できないか考える習慣

  • 「やらなければいけないこと」に小さな楽しみを見つける工夫

  • 「もしこれが最後の○○だったら」という視点で日常を見直す

  • 選択に迷った時は7つの視点で考える

  • 親と過ごせすことができる残りの時間


時間の使い方に悩んでいる人、忙しさに追われて充実感を感じられない人、人生をもっと豊かにしたいと考える人におすすめの一冊です。「価値づくり」の視点で時間を捉え直すことで、同じ24時間でも全く違った意味を持たせることができることを教えてくれます。


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